【模擬授業報告】第一回先端科学技術とイノベーション

プログラム 2012年11月8日 posted浅井 政美

平成25年度から開講される「イノベーションマネージメント・政策プログラム(Innovation Management and Policy Program)」の必修科目 「先端科学技術とイノベーション」の模擬授業を開講しました。

-発表をされる龜山先生-

-発表をされる東川先生-

-会場の全景-
技術領域 半導体
半導体技術の歴史的な変遷と社会に与えた影響に関する知識を取得する。

 開催場所:一橋大学 イノベーション研究センター 2F 会議室

 第一回 117日(水) 13:30-16:30

  13:30-15:00 (講義:60分 質疑・議論:30分)

  担当:亀山 雅臣 研究員
 

  題名:

リソグラフィとITRS

感想:
  半導体の歴史を真空管、ENIAC(世界初の汎用コンピューター)、トランジスタ、
     IC、VLSIへの進化過程から紐解き、わかりやすく説明された。特に有名な
    ムーアの法則は、半導体産業の遅滞ない発展を目的としたターゲットの設定
    に役立っていた。
    ITRS ROADMAPは、半導体素子製造メーカーの”Wish MAP”であり、
    RoadMapの要求を数値化し、技術要素に分けて阻害要因や新しい技術を
    示した。しかし、ROADMAPに載っていない革新的な技術は見られなくなった。
    ROADMAPに記載されている技術への投資はやりやすくなったが、広範な
  技術が必要なため、膨大な研究開発投資が要求され、結局、企業の寡占化
     につながった。

  15:00-16:30 (講義:60分 質疑・議論:30分)

   担当:東川 巌 研究員


  題名:

リソグラフィの歴史


     感想:

     半導体デバイスの歴史的な流れを説明された。
     特に、リソグラフィの歴史、プロセス、市場を詳細に説明され、個々の技術の
           特徴、課題、適用理由をわかりやすく説明された。
           リソグラフィの歴史については興味深いものがあり、今後の微細加工の
     課題を挙げ、締めくくられた。

     以上。

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