【GRIPS-NISTEP共催 第49回GISTセミナー参加報告】6月27日
6月27日(木) 10:45~12:15に文部科学省科学技術政策研究所会議室 (新霞ヶ関ビル LB階 201D号室)で開催されたGRIPS-NISTEP共催 第49回GISTセミナー「科学コミュニティーと政策コミュニティーをつなぐ:科学技術政策の能力の向上に向けたAAAS科学技術政策フェローシップとAAASの役割」 に参加したので報告する。
■講師:Tom C. Wang氏(米国科学振興協会科学外交センター 副センター長)
■米国科学振興協会(The American Association for the Advancement of Science; AAAS)は、科学誌Scienceを発行する世界最大の学術団体である。AAASは議会、行政府、学協会等と連携しつつ、科学の発展のみならず、科学教育・科学コミュニケーションの推進、科学と宗教、科学技術外交等、科学とそれを取り巻く社会との関係も含めて、非常に多岐にわたる取り組みを行っている。また、長年の実績ある予算分析等、科学技術政策の分析・提言を行うシンクタンクとしても米国の科学技術政策コミュニティにおいて重要な役割を担っている。
これら多様な取り組みの中でも、毎年100名以上の博士号取得者を、議会や行政府、NIHやNSF、USAID等の科学技術政策実施機関にフェローとして派遣する科学技術政策フェローシップは、40年にわたり米国の科学技術政策を担う専門家集団を育成するという点で、非常に重要な役割を担っている。
感想:
日本でもAAASに匹敵するような団体が必要であると感じた。