【先端科学技術とイノベーション 第6回授業報告】12月18日
平成25年12月18日(水) 18から21時まで、一橋大学 千代田キャンパス 学術総合センター1F 商学研究科リエゾン・ラボ 大会議室において、平成25年度イノベーションマネージメント・政策プログラムの必修科目である「先端科学技術とイノベーション」の第6回の授業が開催された。
今回は、光領域、テーマは「光学における科学と技術のイノベーション」である。
その1として、テーマは、「ドレスト光子」による光・物質融合技術の原理と応用」であり、担当講師は、東京大学大学院工学系研究科 大津元一 教授である。
光の基礎的な原理からはじまり、研究テーマである「近接場光」についての御苦労と世界からの認知で、示唆にあふれた考えを述べられた。
加えて、研究としては、欧米の後追いではなく、自身で見つけたテーマをとことん研究すること、障害にあっても絶対にあきらめないこと等の重要性を説明された。
その2として、テーマは、「ナノフォトニクス研究がもたらしたもの」であり、担当講師は、富士フイルム株式会社 R&D統括本部 先端コア技術研究所 主席研究員 納谷昌之氏である。
光という基盤技術が、製品に貢献する過程や応用領域の拡大の理由等を説明された。
かつ、基礎研究の重要性を指摘された。
受講者は、一般の聴講者を含め15名程度で、活発な意見交換と、議論が展開され、時間の経過も忘れるようであった。
- 御講演をされる大津先生 -
- 御講演をされる納谷先生 -