【報告】国際ワークショップ「産学連携とイノベーション」に参加
2016年2月18日に九州大学で開催された国際ワークショップ「University-Industry Linkages and Innovation(産学連携とイノベーション)」に特任講師の吉岡(小林)徹が参加し、発表を行いました。
本ワークショップは、大学におけるアントレプレナーシップ、産学連携のマネジメント、そして、産学連携の評価の3点の観点について、世界6カ国から参加した学者で議論を行うことを目的として開催されました。
吉岡(小林)講師は”A conceptual model for ‘sustainable’ university-industry collaboration and its evaluation indicators: From a comparative study and system engineering approach”とのタイトルで報告を行い、世界9カ国の産学連携活動の評価指標の比較検討に基づき、ライセンスや研究契約から生じる大学への収入ばかりに注目するのでは無く、経済的インパクトを産む他のルート(知識のスピルオーバーや専門家の養成、人材循環)などにも着目すべきとの視点を提供しました。
活発な議論が行われ、学術的検討に裏打ちされた政策的提言を産学連携施策に対して積極的に発信して行くことの価値が確認されました。