イノベーションマネジメント・政策プログラム – IMPP（Innovation Management and Policy Program）

6月30日に「イノベーションと経営・経済・政策」の第6回目の授業が行われました。

今回は中島先生が「イノベーションと地理的空間」と題して講義を行いました。

イノベーションの発生地点が地理的に近接する（集積する）という現象は、一度は聞いたことがあるかもしれません。しかし、本当に集積していると言うには、「何に比べて集積しているのか」という比較対象の選定など、実は厳密な分析が必要になります。それは、集積が生じるメカニズムを議論する際も同様です。

直感的には正しくても、それが果たして「現実」なのか（実態に即していると言えるか）を妥当な方法で検証しなければ、誤った戦略や政策を打ち出すことにつながりかねません。今回の授業では、集積現象を足掛かりとして、さまざま分析手法を説明していただきました。