2024年度「先端科学技術とイノベーション」②

授業 2024年10月2日 postedlijiarong 2024年度「先端科学技術とイノベーション」② はコメントを受け付けていません

2024年10月2日(水)、秋冬学期の「先端科学技術とイノベーション」第2回の講義が千代田キャンパスの一橋講堂1階特別会議室にて開催されました。本講義は本学の学生に限らず、一般の参加者にも公開され、ZOOMを通じてオンラインでも配信されました。

今回は2名のゲスト講師をお招きしました。まず、カルディオインテリジェンス株式会社の波多野薫氏が「日本におけるSaMD(プログラム医療機器)のスタートアップにおける課題と挑戦」というテーマで講演を行いました。波多野氏は、長時間心電図解析にAIを活用する医療機器開発を中心に、スタートアップが直面する資金調達や規制の課題について説明しました。また、SaMD技術が日本国内でどのように進展しているのか、今後の市場拡大と技術革新に関する展望も示され、活発な議論が行われました​。

続いて、TXP Medical株式会社の大角知也氏が「医療データの活用とイノベーション」をテーマに講演を行いました。大角氏は、医療データがどのように活用され、特にリアルワールドデータ(RWD)の戦略的活用が医療現場や製薬企業にどのような変革をもたらしているかを紹介しました。データの収集から活用までのプロセス、そしてその課題と解決策について具体的な事例を交えた講演は、受講生の大きな関心を引き、多くの質問が寄せられました​。

講義後、受講生たちは講師陣に積極的に質問を投げかけ、データ活用の実例や将来的な可能性について議論を深めました。両講師の実践的な知見が共有され、学生たちにとって非常に有意義な時間となりました。

ゲスト講師:波多野氏

ゲスト講師:大角氏

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